ジャズと雑学

(81) ジャズ歴史の解説 Tin Pan Alley

前頁で黒田和良が間違ったジャズ講義をしていると書きました。

今日は、Doris Fisherのページを眺めていて、かつてTin Pan AlleyにあったFred Fisher Music Publishing Co.の写真をどこかで見た記憶が蘇ってきた。そこで、「Tin Pan Alley Fred Fisher」で画像検索をしていると、黒田知良のTin Pan Alley解説ページが出ていた。この間は、講義録のN0.6だったが、今日はNo.4である。

先ずは、ご覧いただこう。話し方はおんなじ・・・

 

https://youtu.be/s82q17p1drM

タイトルは「Tin Pan Alley ピアノと譜面の歴史」で、説明内容は前頁と同じ間違い内容を喋っています。

またもや、「ピアノをティンパン・ティンパンと叩く」と言っています。Tin Panの意味を知らない男です。

次に、Irving BerlinとGeorge Gershwinの話で、「George Gershwinの方がIrving Berlinより年上」と涼しい顔して語っています。ガーシュインは1898年生まれ、バーリンは1888年生まれ。Irving Berlinの方が10年上なのです。怒られるぞ!

Irving Berlin
(1888-1989)

George Gershwin
(1898-1937)

もう一つ、Tin Pan Alleyで売られている譜面が「Lead Sheet」だと言っています。

当時、音楽出版会社が売り出した譜面は「Sheet Music」と呼ばれる譜面です。


Sheet Music

Sheet Musicは、上のように歌とピアノ伴奏とが書かれている譜面のスタイルです。


Lead Sheet

Lead Sheetとは、1940年代になってFAKEBOOKという譜面集が売り出されましたが、ピアノ伴奏譜を省略した簡略譜面のことです。当初は海賊版でしたが、後に著作権料を払った正規の歌本となりました。


88年版 FAKEBOOK

伴奏は演奏者に任されているのです。ジャズピアニストはLead Sheetで弾くのに慣れていますが、クラシック系の人ではLead Sheetでは難しいようです。ショパンをバリバリと弾いていた娘にジャズの歌の伴奏は出来ません。


ここでも滅茶苦茶な解説をやっていました。探せば、もっと出てきて別の嘘が出てくるかもしれません。興味のある方は「黒田和良」で検索してごらんなさい。

爵士楽堂は、これ以上見るのはゴメンです。はっはっはー・・・

(2022/4/20)

前頁も開いてみてください。

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