歌をつくる人にまつわる話 The Story of Songwriters |
(55) 「5分だけ休もうぜ」 Paul Desmond Take Five |
Dave Brubeck
Quartetのアルトサックス、Paul Desmondが”Take Five”を1959年に作曲し、TIME OUTというアルバムをリリースしました。これは大センセーションでした。 |
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私の大学1年の頃です。ブルーベックの刻むあのリズムをピアノの前に座ってすぐに真似しました。123・12−123・12というリズムです。斬新で「おお、これがモダンジャズか」って思った年頃です。 文字通り「5拍子の曲」ですが、歌の歌詞を見れば「5分だけ休もうぜ」という意味も引っかけてあるのがわかります。歌詞をつけたのはDaveとカミサンのIola Brubeckです。 Desmondは52歳という若さで1977年に煙草の吸いすぎで肺がんになり、死んでしまいましたが、この曲を含め彼の作曲した曲の版権をアメリカ赤十字社に寄贈しました。その印税が年間$100,000という話でした。 虎は死して皮を残す、すばらしい! |
Brubeckは今年の12月には92歳になりますが健在です。すばらしい!(2012/5/12) そういっていたら、92歳になる直前に心不全で亡くなりました。(2012/12/6) ⇒ 訃報のページ |
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