歌と歌手にまつわる話 |
(134) Dave Brubeck Quartet Take Five |
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Dave Brubeck Quartetのアルトサックス、Paul Desmondが”Take Five”を1959年に作曲し、TIME OUTというアルバムをリリースしました。これは大センセーションでした。 マヌエラでいつも難しい歌を歌う井川さんがこの歌を歌うので有名です。 アル・ジャローがすごい勢いで歌っていました。こういう舌の回らないような歌を歌うのが得意な男です。チックコリアのスペインを歌ったのにも脱帽ものでした。日本人が歌うと無理して歌っているので凄く早口に聞こえますが、アル・ジャローが歌っているのは歌詞がはっきり聞こえてゆっくり歌っているように聞こえます。 文字通り「5拍子の曲」ですが、歌の歌詞を見れば「5分だけ休もうぜ」という意味だとわかります。歌詞をつけたのはDaveとカミサンのIola Brubeckです。 Brubeckは今年90歳で健在です。(2011/2/16) |
■ ■ ■ ■ ■ Dave Brubeck 91歳で死去 2012年12月6日の朝刊に訃報が出た。12月5日、東部コネチカット州で定期健診で病院に向かう途中で心不全で亡くなった。あと1日生きれば92歳になるところだったのに。 Iolaと結婚して満70年連れ添った。目出度い話だ。 Take Fiveをはじめて聴いたのは大学1年生の時であった。5拍子のピアノが”タタンタタンタンタン、タタンタタンタンタン・・・”と聞こえた。オーッと思ってピアノの前に座って真似してみた。こんな風に・・・これがモダンジャズかよって。合掌 (2012/12/7) |
Iola Brubeck, Collaborator and Wife of Jazz Pianist, Dies at 90
ブルーベックの奥さん、Iola Brubeck(1923.8.14-2014.3.12)はブルーベックの協力者として夫を支えて来ました。上の曲に歌詞を付けたのはアイオラです。そのMrs. Brubeckが2014年3月12日に90歳で亡くなりました。R.I.P.
長生き夫婦にBob Hope夫妻がいる。ボブは2003年まで生きて100歳、ドロレスは2011年、102歳まで生きた。夫妻は1934年に結婚し、69年連れ添った。ブルーベック夫妻は70年だからね。 |