歌と歌手にまつわる話

(179) フリージャズのオーネット・コールマン85歳で死去 Lonely Woman


Ornette Coleman(1930-2015)

1964年、”October Revolution”と呼ばれる一連のコンサートがニューヨークのCellar Cafeで開かれた。リーダーがJohn Coltrane、Ornette Colemanそして Cecil Taylorである。これが「Free Jazz革命」となった。

1940年代に始まったバップのアドリブは、コードの中で自由に即興演奏を行ってきた。スウィング時代のアドリブがメロデーを基本にアドリブ演奏したのに比べて斬新なものであった。

しかし、フリージャズではコードからの解放という新しい即興概念を試みた、先鋭的な彼の音楽は、時代を半世紀は先取りしていたといわれ、称賛と同時に非難の的ともなった。

後年、音楽理論“ハーモロディクス”なるものを唱えたが、普通の人間には意味不明だ。音楽理論の枠組みなど何も無いのだ。新興宗教だという評論家も沢山いる。

日本美術協会によって1988年に制定された「高松宮殿下記念世界文化賞」は、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の各分野で、世界的に顕著な業績をあげた芸術家に毎年授与される。

この中でジャズの分野から1999年にピアノのオスカー・ピーターソンが受賞、続いて2001年にオーネット・コールマンが選ばれている。

 
1959年に出した「ジャズ来るべきもの」のことが新聞にも出ているが、これは彼の実験的な前衛作品だと言える。この盤の中で”Lonely Woman”という曲がよく話の題材となる。(2015/6/12)

 

 

 


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