2007年に出来たという変わったバンドが来日しました。The Hot Sardines(ピリ辛いわし)という7人グループです。
家内が何かで見て黙って予約がしてあった。「今日はBlue
Noteよ」だけ何のインフォメーションもなく、Blue Note Tokyoに行きました。何とも我々をニューオリンズ時代のジャズの世界に連れ戻してくれました。3管のサウンドはODJBを思わせます。リーダーのピアノはFats
Wallerを彷彿とさせるストライドピアノ。20年代のハーレムの音が聞こえてきた。
歌手のBougerolはフランス人なのだが、古い歌手をよく勉強している。何の拘りもなく歌う。Mamie
Smithなんてブルース歌手の名前が出てくる。爺ちゃんはビックリするのと同時に、感心させられた夜だった。
こんなバンドがニューヨークで活動しているというのは凄く面白い。古いジャズが好きな人には郷愁を感じさせる。珍しいジャズ歴史バンドだ。