ジャズと歴史にまつわる話
History of Jazz

サドメル・ジャズオーケストラ50周年

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昨夜はSwing Is Here!(東京都社会人ビッグバンド連盟コンサート)に行って来た。連盟委員長の小浜賢治さんは2002年の第23回コンサートにオージーサンズをゲストに呼んでくれたのだった。もう14年前の話だ。

その後も、毎年チケットを私に送ってくれる。長い付き合いが続いている。今回は第37回Swing Is Here!ということになる。

今回のテーマは、

 1.サドメル・ジャズオーケストラ50周年記念

 2.リオ五輪近しで・・・ボサノバ

ということであった。

カウント・ベイシー楽団のThad Jones/Mel Leewisが1966年にサドメル・ジャズオーケストラを結成し、スイング時代のビッグバンドとは全く違ったアレンジのビッグバンドを始めた。


Mel Lewis(1929-1990)  Thad Jones(1923-1986)

当時のビッグバンド・ファンはこの新しいサウンドに驚かされた。初来日は68年だったか・・

かなり重量感のあるサドメルだけではと、考えて、間もなく開催されるリオ五輪に引っかけて軽いボサノバを混ぜたのではないでしょうか。ボサノバの山本のりこトリオがゲストで呼ばれていました。主催者の意図はまったく外れて違和感だけが目立ちました。ブラジルからOs Cariocasでも呼んでこれば、大いに盛りあがったところですが、誰もOs Cariocasを知らないでしょう。

そのモダーンなサドメルのサウンドとリズムを出演の6バンドがみんな演奏するのだからものすごい。うちのカミサンはたまげて聴いていた。

「難解ね〜」

FJSでもサド・ジョーンズを歌っているのに」

「エーっ!?」

”To You”だよ」

「・・・・」

(2016/6/13)


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