歌と歌手にまつわる話
Story of Songs and Singers

(276) ほんごさとこ Do You Know What It Means To Miss New Orleans?

マヌエラのスペシャル・ライブがあり、ほんごさとこが歌いに来た。マヌエラで3度目の出演だ。 人気があるという証拠だろう。

普段、誰も歌わない”Do You Know What It Means To Miss New Orleans?”を歌った。ピアノの野村耕一郎が、タイトルを言われた時、一瞬ためらいの表情を見せた。そこで、ほんごさとこは別の歌に切り替えて歌ったが、その後で「やろう」と言って歌うことになった。

如何に、普段誰もが唄う歌でないという事がお分りだろう。


Satoko Hongo(1968-  )

この歌は特に家内が大昔から好きな歌で、25年ほど前にデュエットに編曲して歌い続けてきたFavorite Songなのだ。

そもそも、この歌は1947年の映画「ニューオリンズ」への挿入歌だが、Eddi De Lange(詞)、Louis Alter(曲)が書いた名曲である。映画では、サッチモとビリー・ホリデーがウディ・ハーマン楽団バックに歌い有名である。

 

ジャズの創成期のミュージシャンはニューオリンズからシカゴへ移り、ギャングどもの庇護を受けた。1930年代に入るとジャズの中心はニューヨークに移って行く。

そんなジャズミュージシャン達が、遠いニューオリンズを懐かしむ気持ちを歌ったものである。

さらに、2005年にニューオリンズを襲った未曾有のハリケーンで壊滅的な打撃を受けたニューオリンズを思い出させる歌としてリバイバルしています。カトリーナによりニューオリンズで演奏活動ができなくなったPreservation Hall Jazz BandのメンバーがNYCに招かれ、この曲をMSNBC TVで演奏し、見る人の涙を誘ったといいます。

(2019/7/13・ほんごさとこ誕生日に)


  Index       Next