ジャズと雑学 |
(9) ピアノでは半分なのだ I Love A Piano | |
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よく"pf solo"とか、「何の誰兵衛(pf)」なんて書いてあるのを見たことありません?
もちろん、"pf"はピアノのことを意味するわけですが、もともとピアノの正式名称は"pianoforte"というのです。ピアノでは半分の意味しか言っていないのです。そっと叩けばピアノ、強く叩けばフォルテというわけです。 "I Love A Piano"というかわいい歌があります。アービン・バーリンが1915年に書いた古い歌なのです。彼自身がはじめ唄っていますが、新しいところではトニー・ベネットが最高の乗りで唄っています。めずらしくもシナトラの唄っていない歌のようです。 多分、例によってラルフ・シャロンが掘り出して、トニー・ベネットに唄わせたのでしょう。 昔の映画の中で強烈なストライド・ピアノで弾いている場面がありました。 |