歌と歌手にまつわる話

(88) フランキー・レイン93歳で大往生 Still There's You

Frankie Laine(1913-2007)

フランキー・レインが2007年2月6日、カリフォルニア、サンディエゴの病院で心血管疾患のため家族に見守られながら亡くなりました。93歳でした。

このCDは1997年に発売されたものですが、82歳のときのレコーディング曲が入っています。なぜこのCDを買ったのか不思議に思われると思います。

じつはミルス・ブラザースの4男、ドナルドが一人だけ残り、息子のJohn IIと2人で18年間ツアーを続けていました。晩年の1999年に息子と2人で吹き込んだ”Still There's You ...”という歌があります。これは息子のJohnが書いた感動的な歌です。

この歌をフランキー・レインが歌っているのです。驚きました。検索していて見つけたのです。

ところが、このCDのライナーノーツには、Still There's Youの作者は不明(unknown)となっているのです。変てこな話です。この話を2005年の10月に来日したJohnに話したところ、「そう言えばレコーディングの許可を求められたことがあった」と言っていました。フランキー・レインもボケたのかもね。

そんなことはどうでもよろしいのですが、この歌はミルス親子とフランキー・レインだけしか唄っていません。そのどちらも胸に響く素晴らしい歌唱です。

Still There's You by Frankie Laine

ご本家のミルスの歌はこちらにあります。フランキー・レインのことを紹介したページがソングライターの章にあります。


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