斜滑降からシュテムして最大傾斜線では谷スキーをそろえ
後半は山回りクリスチャニアへつないでいく
シュテム・クリスチャニア(シュテム・シュヴング)という
この滑りの完成形は浅いシュテムをして最大傾斜線の手前で谷スキー開いた山スキーにをそろえ
谷回りクリスチャニアへ入っていく滑りである
これがシュテム系技術の完成系といえる
「シュテム⇒スキーをそろえる」という動作を幾ら短くしても後に出てくる
パラレル・クリスチャニアにならない、という議論が出された
離散的動作は連続的動作にはなり得ないのである
そんなこと当たり前のことです
この点を指摘したスキー指導者は「シュテム動作はパラレル・スキーへの導入にはならない」
とけちをつけたものだ
オリンピック選手がシュテムをしたりステップをすることはなく
常にスキーはパラレルの状態のまま操作されている
オーストリアスキーは「後で役に立たない運動を教えているのではないか」と
盛んに言われたものだ
そこで「スキーには競技スキーと一般スキーとがあります」なんて言うことになったりする
どんな技術でも教え方は1つではない
悲しいことには素人にはどの指導法が優れているか分からない
人間は理屈が好きだ
誰かが一つのメソードを作り上げると
必ずごちゃごちゃ粗を見つけて難癖をつける
運動なんて運動神経のいいやつに教えれば何でもすぐに覚えてしまう
そうじゃない人間もいるのさ
そういう人にもスキーを覚えてもらって冬の山を楽しんでもらおうってことが大事なことなんだよ
そのためにはいろいろな指導法や考え方があっていいのだ
「スキー教程」は選手を作るためのテキストではありません