歌と歌手にまつわる話

(9) 映画「五つの銅貨」 Five Pennies
(in English)



Red Nichols, Jimmy Dorsey, Arthur Schut, Vic Berton, Miff Mole, Eddie Lang
Red Nichols and the Five Pennies


Danny Kaye and Satchmo

昭和34年の映画で「レッド・ニコルスと彼のファイブ・ペニーズ」の伝記です。ダニー・ケイとサッチモの掛け合いは楽しかったです。40年前のサッチモの台詞がまだ耳に残っています。

「さっきと同じに吹けって?」

「おまえさん、鶯に『さっきと同じように鳴け』というのかい?」

サッチモに会うまで、レッド・ニコルスはすべてを楽譜に書いてから吹いていたのです。レッド・ニコルスは編曲しすぎるという記述がありますが、このことを象徴する場面でした。この映画を19歳の時に、やはり歌の好きだった高校からの親友と日比谷映画劇場に毎日通い、ついに9回も見てしまいました。

この映画の歌はすべて憶えてしまったほどです。

話は変わりますが、ダニー・ケイがニューヨーク・フィルの指揮者をやったテレビ番組をご覧になりましたか?これは最高傑作中の傑作番組でした。オーケストラの全員が腹を抱えながら笑ってしまうんです。NHKが放送しました。口ではもう可笑しくて説明できません。どなたか殊勝な方にビデオを見せてもらってください。(1998/10)

この3曲の歌は、ダニー・ケイ夫人、Sylvia Fineの作詞作曲によるパートナー・ソングなのです。パートナー・ソングとは、同じコード進行の歌の組み合わせをいいます。


Danny Kaye and Sylvia Fine

過日、「パートナー・ソングとは」という話を書いて、「五つの銅貨」を思い出したのです。(2020/8/15) 


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