爵士楽堂主人の録音室 |
Maybe You'll
Be There |
この歌はむかしビリー・ホリデー、ジューン・クリスティなど多くの人が唄っていましたが、ダイアナ・クラール嬢はしっとりとバラードに歌い上げています。CDでは秀逸と言えます。”Fools Rush In”のRube Bloomの作曲ですからロマンチックです。 彼女のパリでのコンサートがDVDになっていますが、この歌の歌詞を間違えて2小節黙ってしまうところが有ります。 さて、90年代半ば駆け出しの頃はしばしば出稼ぎに来ていたのです。しかし、カナダの田舎からニューヨークに出て腕扱きのマネージャーがついてのし上がらせてしまいました。99年にグラミーを取り、ギャラは10倍になりました。その高いギャラを払って誰かが日本に呼び、2002年に東京国際フォーラムで大コンサートです。
行ってきましたよ。ところが、聴けたもんではありませんでした。「日本人なんか、私の歌聴いたって何もわかりゃしない」という日本人を小バカにした態度で歌いました。わたしは連れて行った皆と途中でホールを出て、有楽町辺りで「耳直し」の代わりに美味しいものを飲んで帰りました。もう、あなたは、本当の大人になるまでは日本には来なさんな。 CDと生のコンサートでこんな違いのある「手抜き歌手」って初めてでした。シナトラだってトニーベネットだって精一杯歌ったのにネ。あの小娘は・・・ このDK嬢と正反対の歌手がいました。Dolly Bakerです。ドリーは日本人のジャズの知識はアメリカ人を凌ぐと言いました。その話はこちらにありますから、後で見てください。⇒ Dolly Bakerの話 (2018/10/11) |
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