ジャズと小噺
Jazz and Topics

(33) 代官山のタブローズ

サンローゼ代官山B1

サンローゼ代官山の地下1階にTableauxというDining RestaurantとTableaux Loungeというシガー・バーがある。

タブローズ・ラウンジにはSteinwayのグランドピアノがドカンとおいてあり、4年前から春先の3ヵ月間、ニューヨークからのDaryl Shermanという弾き語りが月曜日から土曜日まで毎夜、ニューヨークの香りを聴かせてくれる。

初来日の時に、志保沢さんに勧められて聴きに行って、ころりと参りました。家に帰って何の気なしに引き出しを開けると、名刺の束の中にタブローズの支配人の名刺がありました。記憶をたどると、20年前に娘が一緒にディナーをと言って連れて行ってくれた時にもらった名刺らしいのです。

2016年3月に、ヒッキーさん夫妻と出かけました。ヒッキーさんはシンガポールに住むイギリス人のご主人をもつ奥さんで、彼女は東京とシンガポールを行ったり来たりの生活です。丁度、ご主人がEasterで1週間のお休み、東京に来ていたので一緒に連れて行きました。

そこで、ディナーをタブローズのダイニングで食べてからダリちゃんのところに行こうと、本当に20年ぶりにレストランに入りました。20年前に何を食べたのか何も憶えていません。いや、とてもユニークな料理を食べさせてくれました。料理を運んでくれたアシスタントマネージャーの羽田野君という若者に、「20年前にもらった支配人の名刺がある」と話をすると、「その頃だったら、新川支配人ですか?」と言う。「そうだ、新川さんだ」に彼は大喜びして、従業員のアルバムを抱えて来て「新川さんです」と当時の写真を見せてくれた。


Tableaux

そんな時代には羽田野君はまだタブローズの従業員ではない頃だ。それにも拘らず、古い支配人のことを知っているというので爺ちゃんはびっくり。ここの従業員の教育をまざまざと見た思いだった。

食事が終わって、ラウンジに移動するのに、まだ飲み切れていないシャンペンのグラスを運んでくれて「チェックも後で致します」と至れり尽くせりのサービスだった。

今月は赤坂のカナユニが閉店となった。2月には最後のライブをやらせてもらった。美味しいものが食べれなくなると寂しい思いをしていたのだが、図らずもタブローズがお気に入りの店となってくれた。世の中って面白いものだと思い、このページを書くきっかけとなった。


Tableaux Lounge 2016/3/28

ダリちゃんは喜んで迎えてくれました。(2016/3/30)


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