ジャズと小噺
Jazz and Topics

(32) ジミー・スライドとバリー・ハリス

Jimmy Slyde(1927-2008)

昨晩は半年ぶりに川村隆英のジャズタップのライブでした。一緒に行った白河三來が椅子の上に立って、スマホで動画を撮りました。それを家に帰ってから夜半過ぎにFacebookでアップしました。それに私が書き込みをして2人で筆談をしているところにタカちゃんも参加してきて3つ巴になりました。

次々と話題に上がる動画の中で、タカちゃんが自分のタップの師匠、Jimmy SlydeとBarry Harris(pf)のYou Tubeを紹介した。

Barry HarrisはBopの生き残りといわれたピアニストで何年か前に来日もしている。その時に、BarryはニュージャージーのNica夫人の家に住んでいるという話を聞かされた。

Bop男爵夫人と呼ばれたNica de Koenigswarterはチャーリー・パーカーのパトロンで、NYのNicaの住むホテルの部屋でチャーリー・パーカーは34歳でテレビを見ながら死んだ。パーカーの死後、別のホテルに転居したが、夜中のセッションがうるさいと云われ、ハドソン川の向こう側のニュージャージーの一軒家に引っ越した。1970年代になって演奏できなくなったセロニアス・モンクを家族ごと引き取りNicaの家に住まわせた。モンクはNicaの家で死んでいった。何年か後にNicaも亡くなったが、そのあとにBarry HarrisはNicaの家に住んでいたのだ。

白河三来は「Nicaさんて”Nica's Dream”のNicaさん?」と聞く。

「その通り。”Nica's Dream”はHorace SilverがNicaに捧げて書いた曲だ」

90年代の中頃にタカちゃんはアメリカにタップの修行に行っていた。師匠のJimmyとBarryとは仲が良く一緒にライブ活動をしていたということだ。初めて聞いた話だ。ある時、タカちゃんはJimmyにBarryの家に連れて行かれたと言う。


Barry Harris(1929- )

そこがNicaの家だといことは今まで知らなかったと言う。私からその話を聞いてタカちゃんはびっくり仰天だった。Barry Harrisは昭和4年生まれだが、健在とのことである。(2016/3/11)


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