ジャズとコーラス
Story of Jazz Chorus

(67)Suite Voice 20周年 You Raise Me Up

Suite Voiceが20周年を迎えた。リーダーの天白由起は沢田靖司の弟子で20数年の付き合いである。90年代の終り頃からとんと顔を見なくなったのだが、2005年8月に「マヌエラに来る」と連絡がありオージーサンズ一家で会いに行った。何年か会っていなかった間に、コーラス・グループ「Suite Voice」を立ち上げていたのだった。


at MANUELA,2005年

初めて彼女らのコーラスを聴かされて皆「驚き」の一言。マントラが大好きで、難しいマントラ・サウンドを聞かせてくれた。この年の10月にデビューアルバムを出した。これまでに、7枚のアルバムを発売している。

そんなスイート・ヴォイスも20周年記念ライブが渋谷JZ bratで開催という知らせ。我が家と清Gで応援に出掛けた。またまた、迫力が増している。爺ちゃんは満足して帰ってきた。

記念ライブは”Birdland”で始まった。OZSONSは2001年の帝国ホテルでのパーティでコーラス・メドレーの中で、1回だけ歌ったことがあるが、2度と歌っていない難曲である。清Gはそのことを思い出して、わかGの顔を窺っている。

Suite Voiceは、いとも簡単そうに歌う。


KAO   森丘(pf)   BABI   金井塚(dr)   MAKO   芹澤(bs)   JUN

2002年にリリースされた”You Raise Me Up”というBrendan Graham詞、Rolf Lovland曲によるヒット・ソングがある。彼女たちは2006年のCDで歌っている。新しい歌なのに、新しさを感じさせない重厚な歌で沢山の歌手やグループがカバーしている。それは、この歌が古いアイルランド民謡、ロンドンデリー・エアーを下敷きにして書かれた歌だからなのであろう。

1913年に同じ”Londonderry Air”のメロディにFrederick Edward Weatherlyが歌詞を付けた。”Danny Boy”である。第一次世界大戦の始まる前の年に、最愛の息子Dannyを戦地に送り出さなければならない親の気持ちを歌っている。

彼女らのコーラスを聴きながら、二つの歌が頭の中で重なって響いていた。

(2019/10/29)


⇒ OZSONS-PITのSuite Voice
 


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