ジャズと雑学 |
(34) メイナード・ファーガソンとDouble High C |
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ビッグバンドの最後列にはトランペット・パートが並びます。その中で一番高い音を「フィ〜〜〜!!」と吹くハイノート・ヒッターと呼ばれるトランペッターがいます。
1940年代のビッグバンドで、デューク・エリントン楽団のキャット・アンダーソンはC8まで吹いたといいます。ずば抜けた高音です。 カナダの生まれのハイノート・ヒッターとして有名なメイナード・ファーガソンは、1949年、21歳のときにアメリカに移住し、スタン・ケントン楽団に加入しました。5年ほどして、独立し映画やテレビなどのテーマ曲などを吹いています。「ロッキーのテーマ」などは有名です。 |
そもそも「ハイノート」「ハイトーン」とはどの音域をさすのでしょうか。一般には、5線の上のGのオクターブ上のG程度(G6)、トランペットはBb管ですから実音はF6以上をハイノートいいます。 正月早々「すかっ」と目が覚めるものをお聞かせしよう。(2012/1/11)
Maynard Ferguson "It Don't Mean A Thing"
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