歌をつくる人にまつわる話 Story of Songwriters |
(91) Lionel Newman Again | |
|
|
Lionel Newman(1916-1989) |
この歌は、Lionel Newman(1916/1/4 - 1989/2/3)が1948年に20世紀Fox映画「ROAD HOUSE」の主題歌として作曲した。作詞はDorcas Cochran(1903−1997)による。 |
10代の頃から、”Again”は「1001」の第1曲目に載っている曲で、いつも目に入ってくる譜面だった。”After You've Gone”はアルファベティックでは先に来る曲なのに、何故か”Again”がトップになっていた。
美空ひばりの”Again”訳詞は、作詞家、藤浦 洸によります。藤浦さんは「二十の扉」でも有名な塾員ですが、60年以上前の早慶戦の神宮球場ネット裏では、私の親父と隣り合って座っていたそうです。判定にクレームが付き、大変な状況になりました。親父は「慶應に分がある」と思ったそうですが、藤浦さんは「早稲田に分がある」という意見で相対してしまった話があります。結果はどちらだったのでしょうか、記憶にありません。 マリリン・モンローの映画「帰らざる河」をご存知だと思います。これもニューマンの作曲です。この30年に映画館に行って見た映画の数は5指になるか・・どうかのわかGでも見に行っています。 スリーサンズの「誇り高き男」も大ヒットした曲ですが、これもニューマンの曲です。 (2020/1/11) ◆ ◆ ◆ |
|
Alfred Newman (1900/3/17-1970/2/17) |
さて、ライオネル・ニューマンは10人兄弟ということだ。その長兄がAlfred Newman(1900-1970)といい、20世紀フォックスで音楽部長として活躍し、作品は第二次世界大戦時のニュース映画を含め、200本以上にのぼる映画音楽界の伝説の巨匠である。1937年から1970年まで、アカデミー賞に実に45回もノミネートされ、そのうち9回受賞した。特に1940年には、4作の映画でノミネートされている。 ライオネルに20世紀フォックスの音楽の仕事を世話したのはアルフレッドなのだ。それで”Again”を映画「ROAD HOUSE」の主題歌に書いたのだ。 この切手が現れて、Lionel Newmanと繋がったのです。不思議な話でした。 (2023/7/3) |