ジャズとコーラス

(22) 1人コーラスの仕掛け Euipments for One Man Chorus
English version
2000年の夏にYAMAHAのMD-8というミキサーを仕入れました。それにREV-100というエフェクターをつけて「一人コーラス」を作ってみました。これが結構愉快でした。時間のかかる仕事ですが、物好きなので夜が白みはじめるまで一人でやってしまうことがあります。他人が見たら奇妙な光景としかいいようがありません。

昨日、何曲かのmp3ファイルを公開したのですが、つい先日お会いした日本作編曲家協会事務局長、ギタリストの直居隆雄さんからアドバイスのメールにより著作権に触れることがわかり、フルコーラスのアップを中止しました。悪しからずご了承ください。

市販のCDなどをこのようなmp3形式で無許可で公開することは当然、著作権に触れることは誰もが想像できることですが、自分自身の演奏や歌でも駄目だということです。危ういところでした。したがって、「幻の1人コーラスのページ」となったわけです。

この話は2000年の話ですが、その後、You Tubeなどという動画サイトが出来ました。ここでは著作権に触れるものは消されてしまいますが、そうでないものは残ります。古いスタンダードなどは既に著作権の期間が切れてしまったものが殆どです。私はYou Tubeを上手に使って皆さんに聴いてもらえる方法を考えました。

こちらのべーじへお進みください。 ⇒ 多重録音室

  作 成 手 順 使用機材またはソフト
1.
どんなスタイルでアレンジするかを決め、自分の音域にあわせてカルテットやトリオの譜面作成から始めます。
  
2.
リズムとコード程度の簡単な伴奏をクラビノーバで作成します。Band-in-a-Boxでもいろいろなスタイルの伴奏も自動的に作れます。アカペラならいりません。
YAMAHA Clavinova
Band-in-a-Box
3.
カラオケを最初に、つぎにメロディのパートから歌を順次別々のトラックに録音します。ここが大変なところです。
YAMAHA MD-8
4.
パートの音量バランスを調整し、これにエフェクターを通して音色に効果を与え、MDまたはカセットテープなどにステレオ録音します。これが原盤となります。
YAMAHA MD-8
YAMAHA REV-100
SONY MDS-PC1
5.
パソコンのレコーダーでWaveSoundのファイルを作ります。これからCDに書き込むことが出来ます。
PolderbitS Sound Recorder
Adaptec CD Creater 4
6.
Realaudioまたはmp3フォーマットに圧縮変換しておくと、パソコンで送受信が出来る程度のサイズになります。
RealJukebox Plus
7.
mp3プレーヤーに入れて持ち歩き出来ます。メモリーは64MBあります。1.5〜2MB/song程度に圧縮すれば30〜40曲くらいは入ってしまいます。
もちろんCDからも入れることが出来る便利なものです。
Creative NOMAD II
(今ならiPodです)

1人コーラスは好きなときに勝手にやれるのでとても都合がよいのですが、音域に問題が出ます。どうしても使える範囲が狭くなりますから、それに合わせた編曲をしなければなりません。コーラスの譜面を買ってきたり、レコードからコピーしたりしてやるのはしんどいです。混声の場合はお手上げです。

爵士樂堂主人の場合、2オクターブ半が限界です。低音は午前中、高音は夜に調子がでます。


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