ジャズと歴史にまつわる話 History of Jazz |
超絶技巧ドラマー Buddy Rich | |||||||||||
Buddy Rich (1917-1987) |
生きていれば今年100歳になるバディ・リッチは、ボードビリアンだった父親が1歳の息子がスプーンでリズムを刻むのを見て、スティックを持たせたという。1歳半の時にボードビルに出したという。あのサミー・デイヴィスJr.が父親と一緒ボードビルで歌いタップを踏んだのが4歳であった。それより小さい時から芸人だったのだ。 1937年にジョー・マーサラ楽団に加入し、それ以後から1940年代にかけてバニー・ベリガン、アーティ・ショウ、トミー・ドーシー等のスウィング・バンドで活躍し、1950年代にはハリー・ジェイムス楽団等のスター・ドラマーとして参加した。 |
||||||||||
超人中の超人といわれた正確さとグルーブ感(のり)は伝説的でさえある。スイング・バンドの後は自己のバンドを持ち、ファンク色の強い音を聞かせた。
Rolling Stoneという雑誌社のサイトがありますが、「100人の偉大なドラマー」というページがありました。これにはジャンルはめちゃくちゃ、ジャズだけでなく、というよりロックに力を入れて選んだとしか思えない非常に偏見的なBest 100が出ています。いや、ジャズドラマーをよく知らないのかもね。 私の知る名前だけあげておきます。100人中たった5人しか知りません。知らない名前は書きません。変なことに興味のある人は自分で検索して調べなさい。
Max RoachもRoy HaynesもArt Brakeyさえも名前が出てこないのです。Roy Haynesは、今年3月で92歳になりますが、元気にしています。 (2017/1/12) |