歌をつくる人にまつわる話 The Story of Songwriters |
(16) ショパンとジャズ I'm Always Chasing Rainbows | |
Fryderyk Franciszek Chopin (1810-1849)
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ショパンといえばピアノ曲、ピアノ曲といえばショパンです。ご存知、ショパンの“幻想”ポロネーズにも英語の歌詞がつけられてスタンダードのレパートリーに入りました。美しいメロディはどう料理しても美味しいのです。
昔、4 Freshmenの歌ったアカペラは腰を抜かすほどすばらしいものでした。 カーネギー・ホールででもコンサートを開いたクラシック・ピアノの大家、霧生トシ子さんはジャズのピアニストとしても有名です。幅の広いピアニストなのです。 彼女にショパンの原曲もよく聴かせてもらいます。それも、霧生さんがよく遊びに来ていた西麻布のピアノ・バーINDIGOでです。 先日も練習にくたびれてくると「鍵盤の間が奈落の底に見えてくる」と言ってわれわれのいる所に気分転換にあらわれるのです。 |
この表現は霧生さんならではのことです。そうなるまで、つめて繰り返し繰り返し練習をするからに違いありません。 いろいろなところで大きなコンサートや楽しいライブもありますが、お酒など飲みながらのプライベートな演奏はより楽しいものがあります。後ろに立って演奏するところを間近に見るのです。お酒も強いし、話も面白いのです。 演奏家としてだけではなく、尚美学園大で教授もされています。「あなたと同業よ」なんて言ってます。 ショパンもガーシュインも嬉しいけど、また、Scott Joplinの"Maple Leaf Rag"を弾いてもらいましょう。ものすごいのです。 ⇒ 霧生トシ子 |