歌と歌手にまつわる話

(133) ヴィッキー・カー Poor Butterfly/Stay


Vikki Carr(1940- )

1970年代にカーメン・マックレーが歌った”Poor Butterfly”を聴いて、何とも味があって真似して歌い続けて来た。

1990年代のいつごろだったか忘れてしまいましたが、Vikki Carrの歌う”Poor Butterfly/Stay(Medley)”をどこかで聴いて「これを頂こう」と譜面を作りました。”Poor Butterfly”はもともと歌っていたバージョンのままに歌い、”Stay”という新しい歌は、Vikkiの歌うリズムパターンが3通りに変化する上手いアレンジを真似することにした。

”Poor Butterfly”はマダム・バタフライの第2幕のデュエットのTuttiを引用したJohn Golden詞/Raymond Hubbell曲による1916年のポピュラーソングです。この時代の歌手はオペラのアリアを歌うような歌い方で歌いました。劇場でマイクロフォンなど使っていない時代です。

私がこの歌を知ったのは70年代中頃です。それ以上昔のことは知りません。

”Stay”という歌は、うんと新しいのです。1964年にSid Miller/Norman Kayeによって書かれた歌だそうです。これは、「ある晴れた日に」のパクリといってもいい歌です。この歌を誰かがこの歌だけで歌っているのを聴いたことがありました。ナンシー・シナトラだったか、ナタリー・コールだったかと思うのですが、彼女たちのレコードやCDを引っ張り出しても見つかりません。

探すのは諦めました。上の写真は2008年のLIFE誌に載ったものです。曲を作ったNorman Kayeは、自分の妹をフィーチャーしたMary Kaye Trioを率いてLas Vegasのショーで歌っていました。(2011/2/16)

    

2014年のVikkiらしいです。


  Index       Next