年頭の一枚 2014 ピッツバーグ大学 |
今年も70年代初めのアメリカが題材です。 60年代後半に「会計情報システム」という言葉が我々の回りで取りざたされるようになりました。会計学と情報処理、オペレーションズ・リサーチといった学問分野の融合が研究対象となり、企業でも会計情報を使った経営計画・管理のためのシステム作りに目が向けられました。 |
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日本オペレーションズ・リサーチ学会ではこの分野で一歩進んでいるアメリカに視察団を送る計画を立てました。団長には東工大の松田武彦教授をお願いしました。松田先生の名は企業に鳴り響いていましたので、団員は各企業からどんどん集まってきました。 この企画立案者は神戸商大の小笠原暁先生と慶應義塾大の川瀬武志先生です。当時、学会の庶務幹事の私はこのお手伝いをしながら、視察団派遣の一から十までを見習いました。 そして、同じく会計幹事だった慶應大の福川忠昭君と、この視察団の雑用世話係として同行することになりました。 視察旅行の目玉は、カーネギーメロン大学GSIA(Graduate School of Industrial Administration)での1週間にわたる講習会でした。我々は書記もやりました。帰国してからの報告書作りのためです。 宿泊したWebster Hall Motor Hotelから歩いてGSIAに通うのですが、ホテルの真前にピッツバーグ大学のキャンパスがありました。 |
現在では目映いばかりに真っ白に化粧直しをしてぴかぴかです。が、40何年か前は絵のような茶色っぽい建物でした。回りの木々の様子も変わっています。 この講習会の前後にサンフランシスコ、シカゴ、ニューヨークなどを回り、先進企業の見学したり、ラスベガスで遊んだり充実した視察団旅行でした。 いつもの通り「年頭の一枚」です。 2014.1.1 若山 邦紘 |