ジャズと数学 |
ピタゴラスの定理 | ||||
ピタゴラス学派が「音の協和・不協和」の研究をした話が本章に書かれている。多くの人は初めて知る話かもしれないが、「ピタゴラスの定理」といえば、「そうそう」と思い出す話でしょう。 ある読者から、質問メールが来ました。「なぜ、a2+b2=c2なの?」と。
この定理が成り立つことを説明します。一辺がa+bの正方形の絵を描くと一目瞭然となります。
黄色の部分は左右とも直角三角形4個分の面積ですから、残りの白い部分の面積が等しいとなります。すなわち、 a2+b2=c2 ではありませんか。 絵を描くと簡単に説明(証明)出来ることがわかるでしょ? でも、よく見るこの絵では、説明がつきませんし、訳も分かりません。 私達のゼミの先生、関根智明師匠は我々に「絵を描け」が口癖でした。数式だけをいじくっていると怒られました。安定論に出てくるリャプノフ関数の絵まで描かされました。 わたしのゼミの学生たちも同じ目に遭いました。今は昔の話です。 こんな話を書くことになった大元の話はこちらにあります。 (2019/8/26) |