歌をつくる人にまつわる話
The Story of Songwriters

(7) Gordon Jenkins   Good-Bye

Gordon Jenkins(1910-1984) 


Nelson Riddle(1921-1985) 


Don Costa(1925-1983)

シナトラのための編曲・指揮をたくさん手がけたオーケストラのリーダーとして有名です。自分の作詞作曲した美しい歌がありますが、あまり知られていない玄人好みのいいものがあります。とにかく甘いメロディーの曲が多いです。とにかく音作りの名人です。とにかく大好きな作・編曲家なのです。

その中でもわたしは"This Is All I Ask"と"P.S. I Love You"という歌が大好きです。 後者はジョニー・マーサーが作詞しています。

"Good-Bye"はベニー・グッドマン楽団のクロージング・テーマですね。この曲をめぐる「ジェンキンス問題」(3楽章)というのがあります。謎のような話です。ジェンキンスの息子、Bruce Jnkinsは音楽関係ではなくスポーツライターでしたが、父親の伝記「Goodbye in search of Gordon Jenkins」を書きました。

シナトラがリプリーズ・レコード会社を設立し、たくさんのシナトラの歌、およそ500曲をあらためてレコーディングしていますが、"SINATRA TRILOGY"は過去・現在・未来と時代をわけて吹き込んだ3部作のアルバムです。この3人が編曲・指揮をしています。その「未来」は全曲ゴードン・ジェンキンス自身が作曲したミュージカルであります。彼のオーケストラの編曲は感動的です。

シナトラが1950年代半ばから1980年代に至るまで円熟した歌を残せたのは、最高のオーケストラのリーダーが素晴らしい編曲と伴奏をしたからといって過言ではありません。

1940年代のトミー・ドーシー楽団もシナトラの一時代を築いたのですが、それとは違ったシナトラを引き出したのは、ゴードン・ジェンキンス、ネルソン・リドル、そしてドン・コスタではないでしょうか。

ドン・コスタはポール・アンカのデビュー盤、なつかしいDianaを編曲しています。そんな関係からMy Wayをシナトラが唄ったものと考えられます。彼のかわいい娘、Nikka Costaがスタンダードを唄っていたのをご存知ですか。

この3人のオーケストラが作り出す感動的なサウンドは、シナトラならずとも誰でもが好きになると思います。


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