ジャズと小噺

(1) ジャズが古典である所以



古今亭志ん生(1889-1973)
山藤章二・画

よく考えてみると、ジャズ好きには落語好きが多いことに気がつきました。それも志ん生や円生らの古典なんです。話の筋も落ちも隅から隅までわかっているのに、何度聞いても面白いんですね。古典落語はスタンダード・ジャズに通じるわけです。

次から次へと新しいものも結構ですが、古くても良きものは大事にしたいものですね。それが文化というものなんでしょうね。

それから、もうひとつ共通点があります。どちらもインテリ層の人たちが好みます。


志ん生師匠の息子、志ん朝が2001年10月1日に肝臓がんで亡くなりました。古典落語を噺す貴重な落語家だったのですが、同時にジャズにも詳しい人でした。

63歳とは、爵士樂堂主人のたったの3歳兄貴です。

9月になって、とても起きてはいられない体調にもかかわらず、病院と高座を往復していたということです。年内は休養して治療に専念することになったばかりでした。 合掌



古今亭志ん朝(1938-2001)


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