ジャズとコーラス Story of Jazz Chorus |
(64)WINS阿佐ケ谷物語 |
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2000年代の前半、8th Avenue (オクターブ・アベニュー)という8人の混声ダブル・カルテットが活動していた。そのグループのメンバーである市村理香さんがオージーサンズのサイトを見つけてメールをくれました。懐かしい話です。今は無いOZ SONSは、プロの真似して定期的にライブをやることを嫌いました。そんなグループの希少ライブを理香さんが8th Avenueのリーダー、サリーさんともう1人の3人で聴きに来てはじめて生のコーラスを聴いてくれました。2004年のこと。
その理香さんと、最近、Facebook上で再会し、2018/12/1の「WINS阿佐ケ谷2018総決算ライブ」に誘われ、東中野の驢馬駱駝に行って聴いてきました。 「WINS阿佐ケ谷」って難しいアレンジをペロペロって歌ってしまいます。もともとはバーバー・ショッパーだったのではないでしょうか?パートの立ち位置もそれらしいですし、タイミングの合わせ方など、何かそういう香りがしました。一度、ベテランのジャズ・コンボあるいはビッグバンドをバックにゆったりと歌わせてみたいコーラス隊でした。ほんとにビッグバンドで歌ってみるとよい。 アカペラ(無伴奏)は合唱団では日常のことですが、重唱のアカペラと言えば、Singers Unlimitedのアルバム「A Capella」を思い出します。Gene Purelingというアレンジの奇才がいてあんなレコードがリリースされました。 WINS阿佐ケ谷で、Gene Purelingの役をしているのは誰なんでしょう?Top Tenorの中村さんかな?若杉さんかな? かれらの演奏中、そんなことを私の脳味噌がわたしに語り掛けてきました。 ハッとしたのは、”Their Hearts Were Full Of Spring”でした。いい歌ですねェ!そりゃ、Bobby Troupの書いた歌で一番美しい歌ですから。思い出した。わかGがアレンジしたHappy Birthdayにこの歌の断片があります。 それから、1曲の間初めから終わりまで歌い続けています。バンドの伴奏がある場合は、普通は1コーラスか16小節の間奏というものがあります。歌手は休んでいていいのです。そういう息抜きも何もできないアカペラさんは大変な重労働なのですよ。みなさん。 Official Site ⇒ http://wins-asagaya.com/
(2018/12/1)
(2018/12/3) |
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