ジャズと歴史にまつわる話

スイングジャーナル最終号(2010年7月号)

戦後間もなく昭和22年に創刊されたSwing Journal誌が6月中頃に7月号を出版して、その60年以上続いた歴史に幕を引くことになりました。昔、ジャズ好きの人はこの雑誌からいろいろな情報を得てきたものです。

購読部数の低迷と広告収入の減少で立ち行かなくなったという話ですが、日本のジャズ文化を引っ張ってきた老舗雑誌の休刊は何かを物語っています。

一言でいえば、時代の流れが変わったのでしょう。

スイング・ジャーナル社はアドリブという雑誌も出していたのですが、5月に休刊してしまいました。

私にとっては「寂しい」などという感傷的な思いはすでにありません。20数年前に定期購読していたReader's Digest誌の日本語版が廃刊になった時には無性に「寂しい」と思ったものです。

文字を読ませる文化を担ってきた各種の雑誌は、すべてと言ってよいほど息も絶え絶えなのです。小学館の「小学5年生」と「小学6年生」なんて、今はありません。若者達はすべてインターネットで情報を得ているようです。あるいは漫画雑誌です。

最終号の表紙はコルトレーンでした。(2010/7/10)  

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