*English version*

BIG-T−クレイグ・トンプソン と 17ピースのスインギングバンド
シナトラのソフトで甘い歌声
トム・ジョーンズの乗り
B.B.キングのど迫力のブルース
何人分のライブを独りでやってしまうエンタテナー
Big-T, Craig Thompsonが2003年も来日しました!
4月18日(金) @赤坂 B-flat Live Charge \5,000
4月19日(土) @銀座 MONTECARLO Vegas Showroom Party \10,500
free drink & buffet, dancing floor prepared
両イベントは盛況のうちに終了しました、有難うございました


Craig Thompson (1964-2018)

Craig Thompson

テキサス・ダラスの生まれ、海兵隊時代に三沢基地に来日、相撲選手として毎週稽古を積み、インターナショナル・アマチュア相撲大会ではアメリカ代表となりました。当時は400ポンド=181kgの巨漢。引退?後、一年間で200ポンドも減量し、それから自分のビッグバンドを編成し、歌手になったという変わった経歴の持ち主。Big-Tはニックネーム。

昨年はエリザベス女王在位50年の祝賀コンサートに招待され出演し、暮にはCD”Born To Be Wild”をリリースしました。

正統派のスタンダードからブルースまで、幅広くヒットソングを聴かせるエンタテナーです。今やアメリカでは一流のパーティをプロデュースするイベント企画会社の経営者兼歌手です。

東京でのライブには、「東京Bada-Bings」というビッグバンドが編成されています。若手のバリバリのミュージシャンが、そろっており強力なサウンドを聴かせてくれます。若者といっても、この道ではそれぞれが高い技能を持っているミュージシャンばかりで、それぞれが独自のバンドのリーダーとして活躍していたり、有名Big Bandのメンバーとして活躍しているような人たちです。そんな若者を一堂に集めてしまいます。きわめて珍しいことです。
東京Bada-Bingsに参加してくれるメンバーたちです。ここには今回はスケジュールの関係で参加できなかったのですが、前回、前々回に参加したミュージシャンも含まれています。

杉山正明(Conductor)

羽毛田耕士(tp)

仲 兼一郎(tp)

田中哲也(tp)

田中 充(tp)

朝里勝久(btb)

鈴木 圭(ts)

吉田 治(ts)

タカマツ タカヒロ(pf)

芹沢薫樹(bs)

三塚知貴(tb)

五十嵐 誠(tb)

溝田 聡(tb)



Tokyo Bada Bings, 2003
Tokyo Bada Bings, 2003 Member List
Cond
杉山 正明 (Masaaki Sugiyama)
   

Tp
仲 兼一郎 (Kenichiro Naka)
上石 統 (Osamu Ueishi)
峰崎 芳樹 (Yoshiki Minezaki)
羽毛田 耕士 (Yasushi Haketa)

Tb
五十嵐 誠 (Makoto Igarashi)
滝本 尚史(Naofumi Takimoto)
中 雅志 (Masashi Naka)
朝里 勝久 (Katsuhisa Asari)
AS
向井 志門 (Shimon Mukai)
萱生 昌樹 (Masaki Kayo)
TS
鈴木 圭 (Kei Suzuki)
庵原 良司 (Ryoji Ihara)
BS
上 幸一郎 (Koichiro Kami)
Piano
伊藤 志宏(Shiko Ito) 18日
タカマツ タカヒロ (Takahiro Takamatsu) 19日
Gt
酒井 雅仁 (Masahito Sakai)
Bass
芹澤 薫樹 (Shigeki Serizawa)
Drums
佐久間 亮 (Ryo Sakuma)

Show at B-flat, Akasaka

 

B-flatでは、一晩のライブでした。ぴったり100名のお客様が聴きに来てくれました。

口をそろえて「素晴らしかった」と満足していただきました。

Big-Tもバンドも力いっぱいやりました。力いっぱいやることは人々の心を揺さぶるのです。

Big-TとBig Band、それに客席が一体となって熱唱、熱演の連続パンチ。

溶け合っているように感じていただけると思います。

B flatの杉谷さんは、感動してくれたようです。ひとついいネタが出来たものと思っていることでしょう。

The Theme of New York, New York

熱狂のうちにライブの幕を閉じました。

ジャズ評論家、瀬川昌久さんも絶賛
Big-Tに呼び出されて、彼の人柄を紹介
   

Vegas Showroom Party at MONTECARLO, Ginza

Trumpet Section(上石、仲、峰崎、羽毛田)

Trombone Section(滝本、五十嵐、中、朝里)

Sax Section(庵原、鈴木、向井、萱生、上)

Rhythm
Section(タカマツ、酒井、芹沢)

Rhythm Section(芹沢、酒井、佐久間)
Trumpet Section
仲 兼一郎
上石 統
峰崎 芳樹
羽毛田 耕士
Trombone Section
五十嵐 誠
滝本 尚史
中 雅志
朝里 勝久
Sax Section
向井 志門
萱生 昌樹
鈴木 圭
庵原 良司
上 幸一郎
Rhythm Section
タカマツ タカヒロ
酒井 雅仁
芹澤 薫樹
Rhythm Section
芹澤 薫樹
酒井 雅仁

佐久間 亮

Tokyo Bada Bingsの
みんな、ありがとう
リハーサル中の写真です

 
Big-T & Conductor
Tokyo Swing Dancing Society
Let's dance!
Sakai(gt), Serizawa(bs) and Craig
Finale

すべて終ってホッとする「Big-Tのショー」をプロデュースした2人・・・リトルマヌエラにて

Craig Thompsonは強力なビッグバンドをバックに、巨体からしぼり出すブルースから甘くささやくクルーナーのバラードまで、エンタテナーの名をほしいままに、ラスベガスのショーを髣髴とさせてくれました。2年前から、Big-Tの歌を聴いてきましたが、昨年のCDリリースを機に一段と飛躍を遂げたと感じました。努力をしているのでしょう。
爵士樂堂には、誰にも名前を知られている有名なミュージシャンや歌手たちに、日頃から良いジャズを聴かせてもらってきました。しかし、毎度のことながら「若者オールスターズ」と言ってよい東京Bada Bingsの凄さにはあらためて感動ものです。
Big-T Official Site: http://www.bigt-music.com/
Big-T Officila Site(日本語版): http://www.bigt-music.com/jp/

また、無謀なことをやります・・・でも、彼の目的は・・・

2日間のライブを終えて、20日には帰米しました。昼に高輪プリンスホテルまで「サヨナラ」を言いに会いに行きました。 そこで、次なる計画を話し出しました。

車で全米をキャンペーンして回る計画になっているのだそうです。21日間で8,500マイル(13.600Km)を踏破します。これは、1日に平均650km走るということで、朝昼晩と3都市をめぐり、ミニショーをやって売り込みをするのです。何のためにやるのかが彼らしいのです。何でも並外れたことを考え出しては実行するワイルドな男、それがBig-T,Craig Thompsonの真骨頂です。

以下は、この1週間というものCraigのおもりから運転手までしてくださった田中さんが、その話の内容の詳細な解説を送ってくれたものです。 10代の頃アメリカに住んでいたNative英語の使い手の田中さんは、彼の滞在中だけでなくずっと以前から、Big-Tとわれわれとのチャンネル役として頼りにされ続けてきたのです。細かいニュアンスが全てOKだからです。

ちなみに、Big-T Official Siteは日本語版もあります。彼女の名訳によるものです。
 

日程は5月10〜31日、"Hummer"という、主に軍用に使用されているトラックを製造会社から寄付してもらう事も決まり、それを黄色に塗って(Yellow Ribbon−アメリカで出征兵士のいる家庭のドアにその印として付けられる運動があるのですが−をモジって、のようです)、サインペンをたくさん持って行って、来てくれた人に車にサインやメッセージを入れてもらおうと思っている、とも言っていました。

また、目的ですが、「Charity for the orphans of the fallen in Iraq」と言っていましたので、イラクで戦死した兵士達の遺児の為のチャリティーです。彼自身が、海軍に身を置いた事があるので、そういうことになったようです。

歌って、英語で言う、「pass the hat」、帽子を廻して寄付を募り、ついでにCDを買ってもらえれば(こちらの方は、売上の10%をダラスの地元の、視力障害者の為に本の朗読テープを作る団体と、家庭環境に恵まれない少女達のためのシェルターを運営している団体に等分に寄付されます)ということだそうです。

ぶっちゃけた話、もちろん、自分のCDの宣伝にもなれば、ということでもありますが、あくまでも戦争遺児のための寄付活動、を全面的に主体にするのだそうです。

ダラスの商工会議所が企画をバックアップして、行く先々の商工会議所と連絡を取って受け入れ態勢を整えている最中、との事です。トラックにスピーカーなどの機材を全て積み込んで、行く先々でミニショーをやる(一日3箇所、朝、昼、晩のテレビ・ラジオ番組にあわせて)そうです、伴奏は、「Born To Be Wild」のCDのカラオケを使って、と言っていました。

やる事が相変わらずBIGで・・・・・

オニイサン、頑張れや、です。

 

難しいもんですね。ほとんどの州は寄付行為は州内に登録されている組織や団体にかぎられているそうです。それぞれの地元の慈善団体と連絡を取って条件を整えるには時間がかかりすぎます。テキサスにはこのような規定がないのだそうです。

やむなく全米キャンペーンはあきらめ、テキサス州だけも回ろうということで準備を進めているということです。それでも、全行程6,400kmです。日本縦断で2,000kmですから想像してください。

 

"Tie A Yellow Ribbon 'Round The Old Oak Tree"という歌があります。日本では高倉 健が主役の映画がありました。Yellow Ribbonは帰ってくる人を待ち望むという意味があるのです。歌の中では、刑期を終えて家に帰ってくる男の心中を唄っています。

東京でもCDを多くの皆さんがお買い上げくださいました。これらの売り上げからもDonationに使われるのです。気は優しくて力持ちとは、金太郎の生まれ変わりなのでしょう。

ダラスに帰ったら、どの都市を回るかなど地図にツアーの詳細を書いて知らせてくれることになっています。おおよそは東部から中西部、そしてシアトルからサンディエゴまで下り、ダラスに帰ってくるというコースです。

 Big-TのNew CDのサンプル・サウンドが聴けます