歌をつくる人にまつわる話 The Story of Songwriters |
(51) Ned Washington A Hundred Years From Today |
Ned Washington(1901-1976) |
ティオムキンのページで”High Noon”の話を取り上げましたが、作詞をしたのがNed Washington(1901-1976)です。 ディズニー映画にピノキオがありましたが、日本に来たのは戦後1952年で、われわれが小学生の頃でした。”When You Wish Upon A Star”が歌われました。 これも彼の作詞ですが、アメリカでは昭和15年にアカデミー賞を取っています。そんな古い歌だったように思えません。 |
彼の代表作は決まって、"Singin' in the Bathtub" (with Herb Magidson; music by Michael H. Cleary, 1929)から始まって、"I Don't Stand a Ghost of a Chance With You" (music by Victor Young, 1932)、"I'm Getting Sentimental Over You" (music by George Bassman, 1932)、"Smoke Rings" (music by H. Eugene Gifford, 1933)、"The Nearness of You" (with Hoagy Carmichael, 1938)、"Stella by Starlight" (music by Victor Young, 1944)、"Green Dolphin Street" (music by Bronislau Kaper, 1947)、"My Foolish Heart" (music by Victor Young, 1950)、"The High and the Mighty" (music by Dimitri Tiomkin, 1954)、"The 3:10 to Yuma" (music by George Duning)、"Gunfight at the O.K. Corral " (music by Dimitri Tiomkin, 1956)、"Wild Is the Wind" (music by Dimitri Tiomkin, 1956)、"Rawhide" (music by Dimitri Tiomkin, 1958)などが数え上げられています。 私の好きな”A Hundred Years From Today”(with Joseph Young; music by Victor Young, 1933)は、どこにも載っていません。そうなんですね。隠れた名曲です。 Dolly Bakerが日本にいる時、私が好きな歌なのを知っていてよく歌ってくれた歌ですが、ドリーはマキシン・サリバンが歌うのを聴いて覚えたのだと言っていました。ジョー・ウィリアムスも「ミス・マキシン・サリバンが歌った歌だが・・」と前置きしてから歌ったものです。もっと古くはJack Teegardenが1941年に歌っているのです。 前々からNed Washingtonのページを書きたかったのですが、写真が見つかりませんでした。Jimmy van Heusenも昔は写真がなくて、いろいろ探したものです。結局、ナンシーによって書かれたフランク・シナトラの追悼本で見つけました。今は、インターネットを検索すると何でも出てきてしまいます。恐ろしいくらいです。(2011/2/22) ■ ■ ■ ■ ■
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