歌と歌手にまつわる話
Story of Songs and Singers

(193) I Wanna Be Around 夜話

オハイオに住む1人の美容師、Sadie Vimmerstedtからの一文の手紙がマーサーの下に送られてきて”I Wanna Be Around”というヒットソングが生まれた話は、このサイトが立ち上げられるときに第2章の第1節で紹介している。

10数年後にその続きを書こう。

送られてきたのは”I want to be around to pick up the pieces, when somebody breaks your heart”という文章だった。

ジョニー・マーサーは、この歌を書いてSadieを共作者として50%の権利をSadieに与え、およそ年間3000$の収入の道を開いた。Sadieはこのおかげで裕福になり、毎年、海外旅行に出かけるようになったと娘が語っている。

I WANNA BE AROUND
Johnny Mercer and Sadie Vimmerstedt
1959


                               村尾陸男 ジャズ詩大全より

村尾陸男は慶應工学部で2年くらい後輩だった。学科が違うので会ったことはなかった。しかし、ジャズ詩の翻訳を始めて卒業せずに退学してしまった。

今夜の話は、この歌の歌詞の中にあるmisery loves companyという部分の話である。歌の内容は自分は彼女に振られた身であり、自分の2倍も賢い男が彼女のハートを粉々にブレイクしてしまう。振られた私はそのハートの破片を拾い集めたいという。

あなたは私にしたように、彼に振られる。そして、misery loves companyの意味に気が付くことになるだろう。

misery loves company=不幸者は同じ境遇の仲間が愛しい=同病相哀れむ

Unhappy people like other people to be unhappy too. という意味のidiomなのだ。

  

misery loves companyをもじって”Missouri Loves Company”という歌があったり、同名のロックバンドがいたりするのです。試しに、Internetで検索すると出てくる出てくる、一体、何なんでしょう。

ミズーリ大学主催で行われるフリスビーの州対抗戦は何年も続いている。ラグビーの試合もあるみたいです。

MLCというロゴまでごろごろ出てきます。

「ミズーリは会社が好きよ」と言っているのではなさそうです。

⇒ I Wanna Be Around 初稿

(2015/11/14)


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