歌とミュージシャンにまつわる話 |
(377) 本田富士旺 McArthur Park |
本田富士旺(1951- ) |
90年代の初め頃だったか、沢田靖司が自分のVocal Schoolの発表会に「弟子のふりをして出ろ」という。 幾子夫人まで「先生、出るでしょ?」と念を押す。 逃れられない運命と引き受けた。次は曲目選びだが、沢チンのところで習っている弟子たちと曲が重ならないようにしないといけない。絶対に弟子たちが歌わない、知らない歌を歌うことにした。 それは、ポップスのSinger Song WriterのJimmy Webbが書いた悪評判の”McArthur Park”という歌がある。何とカーメン・マックレーがその7分もかかる長い長い歌の中のBalladの部分32小節を実に見事に歌っていたのを見つけて、79年頃に歌い出したものだった。 |
この歌は沢チンも知らない歌だ。 リハーサルの日に初めて本田富士旺に会った。彼はこの歌もJimmy Webbも知っていてくれた。心強かったですねぇ。それで、本田富士旺(pf)、横山 裕(bs)、二本柳守(dr)のトリオで歌ってきた。 下の動画仕立ての”McArthur Park”は自分で伴奏を作り、2000年代前半に自分でレコーディングしたものである。
McArthur
Park
(2022/12/30) |