ジャズと雑学 |
(45) Jazz Harmonica |
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これはスペインの作曲家Fallaのバレエ組曲「恋の魔術師」の中の「火祭りの踊り」である。いきなりこんな曲が出てきて「わかGは気が狂ったのでは」と思う人がいるかも知れない。そうじゃない、大丈夫だ。 ◆◆◆◆◆ |
Claude Garden(1937-2004) |
マヌエラにジャズ・ハーモニカのクロード・ガーデンを呼んできたことをポッカリと思い出した。早速、マヌエラのサイトをひっくり返して見たら2003年12月8日と書いてある。10年も前のことだったのだ。 ブルース・ハーモニカはカントリーの人たちがギターを弾きながら吹き語りをよくやっていたもので、ジャズの演奏にはあまり使われることはなく、われわれが名前を知っているのはToots Thielemansくらいのものだった。 当時、まだ健在だったマヌエラ店主中田のお兄さんの健一氏が彼を連れてきて、自らがピアノ伴奏をして、ゲストデーの一夜を作ってくれた。そのことを、思い出してネットでClaude Gardenで検索したところ、その翌年に67歳で亡くなっていることが分かった。 |
実は、中田の兄ちゃんも2005年9月に旅行中に64歳で急死してしまった。なんてぇこった。2人とも死んでしまったのだ。 このサイトでクロード・ガーデンのことにもジャズ・ハーモニカのことにも触れていないので、これはいかんと思い、このページを書いている。
クロードはクラシックからジャズ、ポップスまでのオールラウンドプレーヤーとしてハーモニカ界ではプリンスと言ってよい存在だそうだ。われわれはきちんとしたハーモニカ演奏なんて聴いたことがない。きわめて新鮮に聞こえたし、その超絶な技巧に驚きを隠せなかった。 |
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中田の兄ちゃんは、トゥーツ・シールマンスが東の横綱でクロードが西の横綱だとか世界の双璧だと解説していた。クロードはカナダ生まれのフランス人でフランスで活動していると言っていたが、フランスのサイトにはノルマンディの生まれだと書いてある。 カナダが好きで一時はモントリオールのテレビなどに出ていたり、フランス人の多いケベック州で活動していたのだそうだ。 トゥーツ・シールマンスはアメリカで有名になったが、ベルギー生まれで1952年にアメリカに移民し、はじめはチャーリー・パーカー・オールスターズのメンバーとなった。 |
Toots Thielemans(1922-2016) |
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この演奏は2009年のアムステルダムでのコンサートのビデオである。(2013/10/7) |
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Toots Thielemans, Jazz Harmonica Player, Is Dead at 94
それぞれの楽器を持ちかえての演奏です。め・ず・ら・し・や!
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