歌と歌手にまつわる話

(125) 心のこもった歌(その2) Hello Dolly

Dolly Baker(1922- )

ドリーは今年の2月に米寿を迎えました。ひょっとすると12月頃に日本に帰ってくるかもしれません。

ドリーの本名はThelma Bakerといいます。Hello Dollyはドリーの十八番の歌です。「そうだ、Dollyをステージネームにしよう」ということでDolly Bakerが日本のジャズ界に登場しました。

20数年前に南青山のLamp Lightに月に1度ライブに出ていましたが、そこで会いました。この人の歌を聴いていれば、いいものがすべて吸収できると思いました。毎月、通いました。仲良くなりました。

私の顔を見ると、”A Hundred Years From Today”と”Sunday Morning Coming Down”を歌ってくれたものです。日本ではほとんど誰も歌っていません。
 

ドリーは80歳になるまで、赤坂の円通寺通りのマンションに暮らしていましたが、アメリカに帰ることになりました。

その4年後の2006年2月に東京に戻ってきました。沢田靖司のコンサートに出演するためです。その2日後にリトル・マヌエラで開催されたドリー84歳の誕生会に大勢が集まりました。

何を歌おう?清ちゃんが「”Hello Dolly”しかないよ」

というわけで、私がオージーサンズ用にアレンジをして、ドリーの誕生会で歌いました。沢山のプロが歌いましたが、皆、普段歌っているレパートリーから歌っています。芸が無くてつまらないです。

沢チンは「うーん」と唸ってくれました。我々の心がこもったHello Dollyは誰も歌わない編曲のニューバージョンなのです。分かる人はちゃんと分かってくれます。(2010/9/11)


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