歌と歌手にまつわる話

(162) Dianne Reeves 来日


Dianne Reeves(1956- )

このジャズにまつわる話を書き出したころ、ジャズのレジェンドたちはまだまだ大勢生きている頃だった。年齢の番付表を作成して、第10楽章に掲載していた。

その頃、ダイアン・リーブスはまだ40代になったかどうかでかろうじて「三段目」くらいに名前が出ていた。今ではやっと幕下まで来た。われわれにとっては、昔、レコードを買って聞いたという年代の人たちではない。

今年の9月は日本ツアーでカルテットのバックバンドを引き連れての来日だ。今夜、9月17日に横浜のコンサートを聴きに行ってきた。

彼女自身も今の時代になって変身し続けているのだろう。昔あった言葉を使えばアバンギャルドなのか、アフリカン・ソウルと言ったらいいか。不思議なスキャットが今流らしい。

半分くらいは年寄りに受けるような歌も歌ってほしかった、というのが正直な感想。変身したのは音楽だけではない、身体は昔の2倍だった。しかし、声はものすごい幅と奥行きがあり、歌は並外れたうまさだ。グラミーを何度もとっているが当たり前だ。(2013/9/17)


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