歌と歌手にまつわる話

(104) ブルック・ベントン Rainy Night in Georgia

沢田靖司には自分自身が気に入っているのですがジャンルの違いのせいか、滅多に唄わないR&B系の歌があります。それはBrook Bentonが1970年に彼の人生で最大のヒットとなった”Rainy Night in Georgia”という歌です。沢田は根っからのジャズ歌手なのですが、こういう歌もレパートリーを飾っています。

沢田の主治医である渋谷鉢山町の松尾クリニックの院長、松尾先生は大のジャズボーカルファンで、沢田のライブやサリナ・ジョーンズのステージは欠かさず聴いています。

その先生夫妻が大好きな歌が、ジョージアなのです。ジョージアといっても”Georgia on My Mind”ではなく、土砂降りの夜のジョージアです。


Brook Benton(1931-1988) in 1982


The Sandmen、1955

ベントンの父親はメソジストト派の伝道師で、子供のころから父の教会で唄っていました。どこかで聞いたような名前で、Benjamin Franklin Peayといいます。17歳のときニューヨークに出て、いくつかのゴスペル・グループを渡り歩きました。

生まれ故郷のサウスカロライナに戻って、The SandmenというR&Bのグループに加わり、リードを唄っていました。このグループを引き連れてニューヨークに再び戻って、”When I Grow Too Old to Dream”をレコーディングしました。その後、レコード会社Okehレコードのプッシュでソロに転向して、Brook Bentonとなったのです。

手前の顔はInk Spotsで見覚えのある顔です。

昨晩(2009/5/16)、銀座「せきてい」のラウンジで沢田靖司(pf,vo)、中牟礼貞則(gt)、香川裕史(bs)のライブがありました。

久しぶりにこの歌が聴きたくなって、「覚えている?」と聞いたら「よし」と言って唄ってくれました。もともとはTony Joe Whiteというシンガーソングライターが1962年に書いた歌です。それをBrook Bentonが1969年にレコーディングしてヒットさせたました。Country・R&B系の歌で、あまりジャズ系の人たちは知りません。少しばかり、師匠は唄いづらかったかもしれませんが、頑張って唄ってくれました。この歌を歌う日本の歌手には出会ったことがありません。どんな歌か興味がおありでしょう。2009/5/17

Rainy Night in Georgia

 

Conway Twittyがこの歌をcoverしていました。驚き桃の木です。⇒Conway Twitty


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