木版「郷土玩具駒」(1978賀状)

見ればわかるように午年です。この年の3月に次女栄子が誕生します。

そこで、版を重ねて頑張って多色刷りにしてみました。

なかなか手間がかかります。

ゴム印は異質で気に入らず、文字も彫ることにしました。文字は彫刻刀が滑ると悲惨です。かけてしまっても悲惨です。神経を使います。

次の年に二人の娘を産んだ妻が34歳であの世に旅立ちました。あまりにも若すぎます。病院のベッドで「三田に帰ろう」と言いました。だから、妻は三田の家に帰ったに違いありません。1年か2年は親子3人で三田で暮らしました。