歌と歌手にまつわる話

(100) 苦手なボサノバ Wave


Frank Sinatra and Antonio Carlos Jobim

ジョビン Antonio Carlos Jobim(1927-1994) 1967年の作詞・作曲です。

オージーサンズの数少ないボサノバのレパートリーです。ジョビンの作品の中では比較的新しい歌ですが、通常はポルトガル語歌詞に後から英語歌詞がつけられたものが多いところ、Waveはジョビン自身が英語で歌詞をつけている珍しい歌です。

この歌は他のボサノバ曲と比べて譜割りも難しいですし、さらにさびでは音域が低く、オージーサンズでも低音部が受け持つようにアレンジされています。

シナトラはジョビンとこの頃仲良くしていて、この歌もシナトラが最初に吹き込みました。それで、いち早くスタンダード化した曲です。

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