爵士楽堂主人の録音室 |
In This Whole
Wide World |
フォー・フレッシュメンはスタン・ケントンに見出されて有名になりました。そのケントン楽団のアレンジャーとベーシストがフレッシュメンのために書いた歌です。 高校生の時にレコードが擦り切れるくらい聴きました。そして、あのテンションコードのオープンハーモニーを聞き取ろうとしました。 実に不思議でした。ドとシが同時に聞こえてきます。耳がおかしくなったのかと思うのですが、確かにドとシが歌われています。これは不協和音です。平行5度なんて平気で出てきます。音楽の授業で習わないことが歌われています。しかも心地がいいのです。 1950年代の後半、17歳の私の姿です。 このコーラスは2004年にレコーディングし直したバージョンです。オージーサンズの課題曲としてサンプルを作ったものです。
信じられないような話ですが、フレッシュメンのバリトンを歌っていたVince Johnsonが私が歌ったこのバージョンのファイルをCDに入れて持って帰りました。 キーを4度下げて歌っているのですが、「違和感がない」と感心してくれたのですよ。息子のように大事にしていたFreshmanでした。 |
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