ジャズの器楽プレイヤーはいいメロディを見つけるといろいろにアレンジします。それはJazzでは当たり前のことですが、次第に歌詞の内容から離れて一人歩きしていくようです。

「枯葉」を４ビートで演奏しました。調子ががよろしいので世界中が真似しました。

あのBill Evansも速いテンポで弾きまくります。Paul Desmondもすごい速いアドリブです。

そうしたら、驚くなかれ歌手まで４ビートで歌いだしました。サラ・ボーンも途中まで聴いて止めたことがありました。ぐちゃぐちゃのスキャットで悲鳴だね、あれは。

King Coleはゆっくり歌っています。あのStar Dustが大ヒットしたのは、Gordon Jenkinsのオーケストラ演奏の上に乗ってヒットしたのです。でも、ヒットメーカーであることには違いありません。

シナトラ、もちろんゆっくり歌いますよ。一字一字はっきりとね。

わたしもゆっくり噛みしめて歌いたいです。枯葉はゆっくりと舞い降りてくるのです。私は４ビートでこの歌を唄うのは合わないと思います。英語の詞はJohnny Mercerがつけてくれました。だから、我々が歌えるのです。

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English Lyrics by Johnny Mercer

The falling leaves drift by the window
The autumn leaves of red and gold
I see your lips, the summer kisses
The sun-burned hands I used to hold

Since you went away the days grow long
And soon I'll hear old winter's song
But I miss you most of all my darling
When autumn leaves start to fall