ハノイのバイク事情を一寸書いて見ました
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ハノイでは、バイクは一方通行を平気で逆走する。
赤信号でも平気で行っちまう。
センターラインを2列も3列もはみ出して、こっちの車線を向うから走ってくるから、中央線の近くを運転してはいけない。
車道が混んでいると、平気で歩道を走る。
横断歩道で止まる事など絶対にない。
A 3人乗り、4人乗りは当たり前。
5人乗り、6人乗りもあり。
B 雨が降り出すと、シートの中からカッパを取りだして、アッと言う間に雨支度。
<あっという間に雨支度>
C
若い女性は、お肌の日焼け防止と老化防止のために気を使うのです。上から下まで完全防備。
<若い女性は、全身スッポリ日焼け防止>
D
横道から出て来るのに、絶対にこっち(本道)を見ない。 ぶつかったら、運が悪いのだ。 走っている車の直前を、まるでカラスのように右から左へ、左から右へと、平気で横切る。
E
交差点では、安全を確認すれば常時右折可だが、安全なんて確認することはない。 常にバイク優先で、横断歩道を歩いていても、「歩行者優先」などと考えていては、こっちがはねられることになる。
F
後ろの席に座っている女の子は、「夜の街」でも「ハイウェイ」でも「家族連れ」でも「横座り」。 他のバイクとでもぶつかって、落っこちでもしたら、死んじまうだろうに。 おお怖わ。
<ハイウェイでも横座り>
<ハノイの夜の街を、横座りで疾走>
<家族連れでも、皆横座り>
G
誰もかれもが、「自分だけが1cmでも先に行こう」とするから、結局誰もが前に進めなくなる。前の車との間が少しでも空くと、横からバイクが割り込むから、車もにっちもさっちも行かなくなる。 「先に突っ込んだ方が勝ち」がここでの人生訓なのだ。
H
ずーっとよそ見(わき見運転)をしながら、前を見ないで走って来るから、危なくてしょうがない。 歩行者も同じで、横を見ながら(全く前を見ないで)真っすぐに歩いてくる。 最近は(日本でもそうだが)スマホを読みながら歩く人間ばかりだ。 バイクを運転しながら、スマホを(読んでいるだけではなく)書いているのが沢山居る。
ベトナム人は皆「お利口さん」なのに、「交通」に関しては、どうしてこんなに馬鹿なのだろうか? 「他人に迷惑を掛けない」と言うのは、ベトナムでは家族と親戚の範囲だけなのだ。
これに呆れていたシンガポール人に、”This
is Controlled Disorder” と言ったら、何だか納得しておった 。
これで、ベトナムでは、年間2万人から3万人がバイク事故で死んでいる。
日本の免許証を持って来て大使館で書き換えれば、車の運転も出来るが、ここで交通法規を守って車を運転すると、毎日、朝二人、夕方三人くらいはバイクをはねることになるだろうなあ。
I
もう一枚の写真は、通勤途中での汽車の踏切でのスナップ。 看板を拡大するとChu Yと書いてあるのが分かりますか? これ、(Chu
Y=日本語の「注意」)と同じです。
<踏切での、「注意=CHU Y」のサイン(拡大してご覧下さい)>
さて、「37.
大茂 絵里子のマリンバを聴く」のエッセーの中で、ハノイのオペラハウスについて「普通は公演時以外は内部に入れないのですが、今度から内部を一般公開して、観光客の見学を受け入れるようになったとの事です。」と報告いたしましたが、先月の9月6日からいよいよ「館内見学ツアー」なるものが、始まったそうです。
ただ、これは、「各階の見学」に、「伝統音楽ショー」なる「やや余計なもの」がセットされ、40万ドン(約2000円)の入場料がとられるのだそうで、少々不満の声が聞こえてきているとの事です。
来年(2018)からは、「館内見学ツアー」のみも実施されるようになる、との事ですので、皆様が参加されるのは、それからの方が良さそうですね。これが何時からで、入場料が幾らかが分かったら、ご報告いたしましょう。
(2017/10/5)
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