歌と歌手にまつわる話
Story of Songs and Singers

(203) Milt Jackson と MJQ


Milt Jackson (1923-1999)

今夜、マヌエラ35の実行委員会の慰労会を赤坂の温野菜で開催した。白石、小島、清田、中田、新井、岡崎、わかG、ことりの8人が集まって、美味しいものを食べてきました。

岡崎さんが「ミルト・ジャクソンは生きてますかねェ」と言う。

私「90年代後半に死んでいるはず」

という話でMJQの話になった。
 

ミルト・ジャクソン(vib)はディジー・ガレスピーのオーケストラの出身だが、1951年にMilt Jackson Quartet(MJQ)をジョン・ルイス(pf)、レイ・ブラウン(bs)、ケニー・クラーク(dr)と結成した。1年後にベースはパーシ―・ヒースになった。略称はMJQである。

管楽器の入らないジャズ・カルテットは当時から”COOL”だと言われたものだ。

翌年からJohn Lewis(1920-2001)がバンドリーダーとなり、名称もModern Jazz Quartet(MJQ)に変わった。しかし、略称のMJQはそのまま変わらないが、後にMJQを知った大方の人たちはModern Jazz Quartetの名前しか知らないかもしれない。

MJQは1961年に来日し、同じ年にジャズ・メッセンジャースも来日したので、日本にジャズ旋風が起きました。対称的なバンドですが、誰が来ても珍しい頃です。私が大学2年の頃です。毎年々々、いろいろなグループが来日した時代です。

John Lewisの奥さんはクラシックのピアニストで、John Lewisはクラシック的な要素を取り入れて、より格調高いサウンドを追及していった。バッハのクラビーア曲集まで材料にしてしまった。Milt Jacksonとはそれが決別の動機ともなって1974年に解散したが、1981年に再結成されミルト・ジャクソンの死去するまで続きました。

Past members
Milt Jackson(vib), John Lewis(pf), Percy Heath(bs), Kenny Clarke(dr), Connie Kay(dr), Mickey Roker(dr), Albert Heath(dr)


John Lewis  Percy Heath  Kenny Clarke  Milt Jackson


Milt Jackson   Percy Heath
Connie Kay   John Lewis


John Lewis, Milt Jackson, Albert Heath, Percy Heath

 

さて、ここでクイズです。

もうひとつのMJQをご存知ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、それはDavid Matthews(pf)マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ)です。こちらは管が2本入っています。


David Matthews(1942- )

マシューズは親日家で来日100回を数えるそうです。16年前に赤坂のマヌエラに遊びに来ました。その時、私が客の代表でデヴィッドのピアノで歌いました。そのときの ⇒ 関連記事

(2016/6/11)


  Index       Previous Next