テレビを見ていて気になることあれこれ

 

古林 隆


2022年 8月 1日

歳のせいだと思うが,受けつけない(嫌いな)テレビ画面が増えてきた.

ドラマでは,「土下座しろ!」などとわめく場面,(自分を連想する)臨終の場面は,見ていられない.ドラマは,初めからどのような場面が出てくるか予想できるから,見なければいいが,CMは,いつ出てくるかわからないので,リモコンを手放せない

1. 見たくないCM

(1) ○○ザック(健康器具などの販売)

ぶよぶよのお腹を見せつけられて,不愉快.
最近は,他にもしわくちゃの顔やお尻を見せつけるのがある.

(2) ○○ルーペ(拡大鏡の販売)

女性のお尻で強度試験をする.
文句を言う“なんとか女性団体”が現れないのが不思議である.

(3) PxxPxx(オンライン決済サービス)

黒縁のメガネを掛けた男が,初めは,“払え,払え”と喚いていたが,最近は利用できる店などを紹介している.彼のぎょろぎょろ目を見ると,虫唾が走る.

CMで登録手続きを教えてほしい.

(4) ○○生命保険

私と同じ大学に一時勤めていた元教授が,「80歳からでも入れます」「月々3000円から」「掛け捨てではありません」などと詐欺まがいのことを言っているのに腹がたつ.

そもそも生命保険は,後数年でお陀仏の人が入るものではない.

「不愉快なCM」と掛けて「歩道の電柱」と解く.
「よけられるが,ない方がよい」
(お粗末でした)

2. うっとうしい司会者

司会者(最近は,MCという)にもうっとうしい(見たくない)人が増えた.

7月半ばに放映していた世界陸上(ch.6)のOYは,にやにやしていて,思わずチャネルを切り替えた.テレビ局専属の無表情なアナウンサーとの違いを見せようとしているのであろうが,何事にも程程というものがある.本人もテレビ局も気がつかないのだろうか.

ニュース解説(バラエティ)番組を見ることが多くなったが,その司会者にもちょっと気になる人がいる.ニュースを報ずるアナウンサーとちがって,臨機応変で自分の意見を言うことも必要だが,専門家が出ているときは,その人達から引き出すようにするのが役目であることを忘れて,先にやたらにぺらぺらしゃべる司会者がいる.専門家が,「その通りですね.」としか言えないようでは,司会者失格である.同じ内容であっても,専門家が言うのと,昔“お笑い”をしていた司会者が言うのとでは,重みが違うことに気づいていないようである.番組を長く担当していると,知識があふれてきて,こうなるのであろうが,日曜日の8時から出てくるSHは,何十年も続いているのに,控えめで,すばらしいと思う.

3. 出てきてほしくない“かぶりもの”

「くま○○」とか「ふな○○」のように,地域をPRするための“かぶりもの”(マスコットキャラクター)が氾濫しているが,テレビ番組にも登場することが多くなった.天気予報の時に予報士のそばにいるくらいはかわいいが,大人相手に「何言ってのよう」などと大声を出してしかっているのを見ると,「へっこんでろ」と言いたくなる.正体のわからない者(物?)にとやかく言われたくない.これが,民放ではなく,視聴料を取っているテレビ局の番組であることにもあきれる.


編集人より: おかまの同業者…あの人はやっぱり気持ち悪い。
番組にもコマーシャルにも知らない若者ばかりが出てきて、知っている人間は居なくなった。
ニュースを見ていても面白いニュースはない。つまらない。
昔々、大宅壮一が「一億総白痴化」と言ったが、今だったら何と言うのだろう・・・。


 

古林オピニオン目次へ