歌と歌手にまつわる話 |
(120) ダイナ・ショア Buttons and Bows | |
Dinah Shore(1916 - 1994) |
ダイナ・ショアが戦後間もなく「ボタンとリボン(Buttons and Bows)」を歌いました。昭和23,4年頃の話です。神田須田町の交差点の近くに「畜音堂」というレコード屋がありました。当時は78回転のSP盤しかありません。 この店には新しいものより、焼け跡から掘り出してきたようなレコードが山のようにありました。私は小学校の2年生から3年生の頃です。ラジオで聞きました。 日本人には♪バッテンボー♪と聞こえてきました。 |
買ってきたレコードがダイナ・ショアのレコードだったのです。ダイナ・ショアはお袋と同い年です。 写真は丁度その頃のダイナ・ショアです。レコードのジャケットなんてない時代でしたから、顔はわかりません。声だけしかわからないのです。 歌詞カードもありません。耳で聞こえたままに歌うのです。
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East is east and west is west And the wrong one I have chose Let's go where I'll keep on wearin' Those frills and flowers and buttons and bows Rings and things and buttons and bows ・・・・・・・ |
イーセンシー トゥ ウェサンウェ サノ ロンガーメェニーチョー レッツゴーウェー アー キーポンウェリン ドー フィルゼン ファラゼン バツゼンボー インゼン シンゼン バツゼンボー ・・・・・・・・ |
と歌っているのですが、そんなことはわかりません。私の耳には右のように聞こえました。まだ憶えています。それしか歌えません 面白いですね。ちゃんとリエゾンなんてしているではありませんか。このYou Tubeのサウンドはオリジナル・レコードのままです。 ■ 「コルゲート・ダイナショア・ゴルフ大会」という大会は1972年に始まりましたが、ダイナショアの企画によるものです。83年からメジャー大会となりました。女子プロゴルフの発展に貢献し、94年に世界ゴルフ殿堂入りをしました。 ボブ・ホープは1948年の映画「腰抜け2丁拳銃」でバンドネオンのようなアコーデオンを弾きながら”Buttons And Bows”を歌うシーンがあります。この歌を歌う人はどういうわけかゴルフ大会を主催します。「ボブ・ホープ・クラシック」というトーナメントは44年続いています。同じく殿堂入りしています。(2010/8/25) |