年頭の一枚 2014 ピッツバーグ大学(ピッツバーグ・アメリカ) |
1960年代後半頃、会計学とオペレーションズ・リサーチの接点が「科学的なマネージメント」の研究対象となりました。 日本OR学会では、1971年にこの動きを捕らえてアメリカに「会計情報システム米国視察団」を派遣する計画が立てられました。 この企画の立案と運営は、若々しかった神戸商科大学・小笠原 曉先生と慶應義塾大学・川瀬武志先生のコンビで実施されました。 視察の中心は、カーネギー・メロン大学のGraduate School of Industrial Administrationにおける1週間の講習会でした。当大学院は視察団団長である東京工業大学・松田武彦教授の出身母校です。 その他に先進的な企業訪問などがスケジュールに組まれていました。 我々は1週間ピッツバーグの大学のすぐそばにあるWebster Hall Motor Hotelに泊まり、毎朝、大学まで歩いて通いました。 30歳になるかならないかの私は松田団長の鞄持ち兼団員のお世話係としてついてゆきました。 ホテルの真前に聳えているのはPittsburgh Universityのタワーでした。大学のシンボルとなっていました。 この絵は当時のままの姿です。 現在では目映いばかりに真っ白に化粧直しをしてぴかぴかです。が、40何年か前は絵のような茶色っぽい建物でした。回りの木々の様子も変わっています。 友達が「あれは鉄糞の錆びで汚れていたのだ」と教えてくれました。 この講習会の前後にサンフランシスコ、シカゴ、ニューヨークなどを回り、先進企業の見学したり、充実した視察団旅行でした。(2013/12/31) |
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原画(A4版) Pentel筆文字サインペン |
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