歌と歌手にまつわる話

(74) ボレロに英語の歌詞(その2) What A Diff'rence A Day Made


Eydie Gorme(1931-2013) and Trio Los Panchos


Dinah Washington(1924-1963)

ジャズ歌手が好んで唄うラブバラードですが、これももともとはメキシコのボレロで、Maria Greverが書いたもので”Cuando Vuelva A Tu Lado”という1934年の歌です。昔、トリオ ロス パンチョスが唄っていた歌です。

Eydie Gormeはラテンも得意としていましたが、パンチョスとの共演もすばらしいです。ボレロのリズムに乗って唄うのと、スローバラードで、しかも英語の歌詞で唄うのとでは姿形がすっかり変わって聞こえます。よく似た歌だと思っていたのです。

英語の歌詞は、American Society of Composers, Authors, and Publishers (ASCAP)の会長(1953-1956、さらに1959-1980)だったソングライターのStanley Adams(1907-1994)が後になってつけたものです。

英語の歌詞で唄ったものは、Dinah Washingtonが最も有名です。1959年の後半の録音で、その年にグラミーを獲得しました。ダイナ・ワシントンの名声はこれによって築かれたといってよいでしょう。

アルバムのタイトルは、"What A Diff'rence A Day Makes!"となっています。紛らわしい姉さんです。歌は・・・A Day Made・・と歌います。The Temptaionsは♪What A Difference A Day Makes・・♪と歌ってしまいました。

おかげで、タイトルも歌詞も・・・A Day Madeだったり、A Day Makesだったりごちゃごちゃになりました。みなさーん、原詞の通り♪What A Difference A Day Made・・・♪と歌ってください。

 


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