ジャズと小噺
Jazz and Topics

(68) 渡辺裕之が死去66歳


渡辺裕之(1955-2022)

俳優の渡辺裕之がこの連休の2022年5月3日に、自宅で亡くなりました。66歳でした。ネットの訃報には「縊死」と書かれています。信じられないような記事です。

私が渡辺さんに初めて会ったのは、2009年サリナ・ジョーンズの恵比寿ガーデンホールでのコンサートの時でした。そのコンサートには沢田靖司師匠夫妻を誘って行ったのですが、開始前のロビーで2人がばったりと会い、盛んに渡辺さんは沢チンに何か誘いをかけていました。

渡辺さんの特技は何とドラムスでした。自分のライブに沢チンを誘い出したのでした。

そう、このライブです。後日、沢チンのサイトでのお知らせ用に貰ったフライヤーです。


2009年7月3日のフライヤー

同年、11月には「沢チンの古希ライブ」がJZ bratでありましたが、裕之さんはゲストでドラムスを叩きました。

そんな関係から、テレビのコマーシャルでしか出会うこともない俳優に会うキッカケができました。

訳の分からない突然の訃報に驚くのみです。R.I.P.

(2022/5/9)


この記事をFacebookで紹介しました。いろいろな方がコメントを書いてくれました。その中に、

そうでしたか、人生ドラマですね、沢田靖司さんと今頃仲良く楽しくジャムやってそうですね(^。^)

というコメントがあります。

しかし、自殺者は仏教では地獄に行くか、地縛霊となってこの世で彷徨うケースもあるようです。天国(浄土)に行くのは難しいらしいです。

かつて、青山墓地下のJazz Clubで幽霊がしばしば出て、お客にいたずらをしていました。有名人も頭に何針も縫う怪我をさせられました。私は青山墓地から音楽好きのお化けが遊びに来るのかと思っていたところ、そのビルの屋上から飛び降り自殺があったことが判明しました。これはこのビルに憑いた地縛霊です。そこで、このお店を私が閉店させました。贅沢な空間のお店でしたが3年で畳みました。

その後、此処に入る店も会社もすぐに出ていきました。ついには、ビルの持ち主も出ていきました。

ただ、面白かったことは、犬をClubに連れてくると幽霊が出てきません。犬は幽霊除けになるようでした。

この話は地縛霊の典型的な例です。

という訳で、沢チンにあの世で会うことは叶いません。ジャムセッションなんてトンデモない話なのです。

ジャズ好きの友人をよく連れて行きましたが、勘の鋭い人は何か感ずるらしく、「背中が寒い」なんて言いました。そういう人は2度と遊びに来ませんでした。

(2022/5/11)


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