ジャズと雑学 |
(59) ハーレム・ストライド・ピアノ |
James P. Johnson(1894-1955) |
われわれの後輩の才女、小川理子はパナソニックでTechnicsの開発に携わる技術者であり、唯一の女性の重役でもある。7年間東京にいた時は月に何回か会っていたが、大阪に戻ってもう8年くらいになるのか。 つい2,3日前にメールで「単行本を出版しました」と知らせてきた。そこで、宣伝がてらの1ページを書いて、Facebookにもお知らせを出しました。そうしたらHickeyさんが、「ストライド・ピアノってPete Johnsonみたいなの・・・?」と書き込んできた。 Pete Johnsonはブギウギ・ピアノで有名なピアニストですが、ブギウギはブルースの流れでシカゴで発展し流行りました。 |
それに対して、ストライド・ピアノはラグタイムを源にし、ニューヨーク、ハーレムで発展したピアノ奏法で、James Price Johnsonがその創始者と言われてます。初めはスコット・ジョプリンのラグタイム・ピアノを弾いていたそうです。”Maple Leaf Rag”です。1912年、18歳の時にプロになっています。
1920年代、3大ストライド・ピアノというと、Luckey Roberts、Willie "The Lion" Smith、Thomas "Fats" Wallerという名前が出てきます。 何だかハーレム全体がブンジャ、ブンジャってリズムに乗っているのが聞こえて来ませんか?(2017/3/9) |
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