ジャズと小噺 Jazz and Topics |
(60) West Side Story "SOMEWHERE" |
何故か「West Side Story」の中で歌われた”Somewhere”が頭の中に浮かんできました。丁度、60年前の映画を思い出しました。作曲はLeonard
Bernstein、作詞はStephen Sondheimによる歌ですが、歌の内容は「何処か誰にも知られない場所に行こう」という逃避行しか無くなった2人の寂しい歌なのです。
♪There's a place for us♪と歌い出します。
ところが、曲想は朗々と歌いたくなるようなスケールの大きいメロディーなのです。 ベートーベンのピアノコンチェルト「皇帝」とチャイコフスキーの「白鳥の湖」を取り入れて書かれています。それ故、元のストーリーの内容を知らないまま、歌われた場面を知らずに歌うと、声を目一杯張り上げて歌いたくなるのです。実際、いろいろな人が歌っているのを聴くとよく分かります。 Sondheimの詞が先に書かれたのか、Bernsteinの曲が先に書かれたのか知りませんが、2人の頭の中を見せて欲しくなります。映画の場面では、歌の心が一番よく伝わって来ます。当たり前か・・・。
◆ ◆ ◆ ◆
◆ ◆ ◆ ◆ 8歳若い小川徹ちゃんが「Peter and Gordon」で聴いたらしい。爺さんは聴いたこと見たこともありません。名前くらいを「かろうじて・・」といったところ。
初めて、Peter and Gordonを聴きました。「time」を「ツァイム」という発音は聞き苦しくて、途中でカットでした。今でも、イギリスの若者は「ツァイム」と言うのが普通なんでしょうか?やだ! ◆ ◆ ◆ ◆ Il Divoが歌っていました。20年以上前でした。大伴さんと真理さんと一緒にライブに出かけたこと思い出します。「ジャズコーラスじゃないよね」でした。クラシックカルテットがポピュラーを歌うのです。
◆ ◆ ◆ ◆ 年寄りには懐かしいBarbra Streisandが目一杯歌います。
◆ ◆ ◆ ◆ 声を張りげたくなるところを押さえて歌いなさい。皆さん。特にEndingの最後のフレーズは・・・。 (2021/2/7) |