歌とミュージシャンにまつわる話 |
(362) ヘップバーンが歌う Moon River | ||
1961年の映画「ティファニーで朝食を(Breakfast
at Tiffany's)」が日本でも大ヒットしました。主演がオードリー・ヘップバーン(1929-1993)ですものね。その主題歌が"Moon
River"だったわけです。
この映画の中で、ヘップバーンが”Moon River”を歌うことになりました。 アンディ・ウィリアムスじゃありませんヨ。はっはっは。 |
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彼女は歌手でないだけでなく、声も細く、音域もオクターブと1音と狭いのです。作曲家のヘンリー・マンシーニは、F調9音の幅でメロディを書いたのです。それにジョニー・マーサーが詞を付けたのですが、"June River"、"Blue River"、"Red River"など散々考えられたあげくのはて、最後に"Moon River"に落ち着いたのです。 このタイトルになって「この歌はツキの歌」となり大ヒットしました。月の歌=ツキの歌です。
当初は、「吹き替えにしようか?」なんて話が出たそうな。「何を言ってるんだ!」ですよね。このヘップバーンの歌は、アンディよりもフランクよりも魅力的じゃないか、ねぇ・・・。そう思いませんか? 当時のパラマウント映画の社長は大バカ者で、「このシーンを削除せよ」と言ったそうな。「素晴らしい歌とは何か」を知りません。理解出ません。 (2022/5/29)
珍しい写真が見つかりました。(2022/10/27)
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