ジャズと雑学 |
(30) 歌詞と英文法(その2) |
今度はフォーフレッシュメン・ソサイエティの日本代表、市浦 靖ことYas とのやり取りです。 Four Freshmen、グループ#21が2001年に来日したときのお話です。 |
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若山さんへ、 (1) I can take you nowhere 或いは (2) I can't take you nowhere のどちらが正解ですか?或いは双方とも間違いですか?("I"はタイトルには入らない?) はい、Yasさん、歌のタイトルとしては(2)が正解です。 このような文法的にどうかというのは、話し言葉や歌の文句に多かろうと思います。文法的に敢えて言うならば、特に強調したい時にこのような使い方をしているものと解釈しています。"I"を取り除いても、これまたタイトルとして正解のようです。両方のタイトルでレコードが出ています。 Dave Frishberg(1933− )というJazzのシンガーソングライターが書いた曲です。60年代から現在にいたるまで活躍しているようですが、初期の頃にはCarmen McRaeのピアニストだったりGene Crupaともやっていたといいます。 それで、現在、この曲が入っているのはMike
CanbellというおじさんのEasy Chair Jazz(1994 inprint)というアルバムだけのようです。わたしの所にあります。 |
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Yasは私がこのサイトを開設した頃から、隅々まで目を通して英単語のスペリングにミスがないかチェックしてくれました。「間違いが見つからなくて、面白くない」とメールをくれたことがあります。 Yasも前ページの折人氏も私より数段英語が出来る人たちです。それが、二人とも私を困らせようと、いつも何か考えているのです。逆に、こういう友人のおかげで勉強もさせてもらえます。 でも、恐ろしい2人じゃあ御座居ませんか。このお二人どこか似たところがあるように見えません? ■ スペリングに間違いがないと偉そうなことを書いたとたんに、江藤さんという方が間違いを発見して知らせてくれました。Carmen McRaeが”McRea”となっていました。 |